ノーラン版バットマンシリーズでおなじみのクリスチャン・ベールの過去作を画像で振り返ってみようと思うんじゃ。
1.太陽の帝国(1987)
1987年製作の戦争ドラマ。監督はスティーヴン・スピルバーグじゃった。ベールは、4000人が集まったという本作の主役を決めるオーディションを見事に勝ち抜き、主役に大抜擢されたんじゃのう。
2.ヘンリー五世(1989)
『太陽の帝国』から2年後の作品で、ケネス・ブラナー監督による英国アカデミー賞などにも輝いておる。少し顔立ちが大人になったかのう。
3.若草物語(1994)
ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的小説を映画化した作品じゃ。主演はウィノナ・ライダーで、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。
4.ある貴婦人の肖像(1996)
『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオンによる19世紀のヨーロッパを舞台にした歴史劇。主演は二コール・キッドマンじゃった。ベールはまだ脇役じゃった。
5.アメリカン・サイコ(2000)
一見まともそうなエリートマンだが、実は殺人を犯しているという主役の男を演じた作品。ようやくここで主演を手にし、知名度を上げつつあったんじゃ。
6.リベリオン(2002)
銃撃と東洋武術を掛け合わせた「ガン=カタ」でおなじみの近未来SF作品。斬新なアクションから根強いファンの多い映画じゃ。
7.マシニスト(2004)
クリスチャン・ベールを語る上で最も重要な作品ではなかろうか。不眠症のために1年間も眠っていない男を演じるために、ベールはなんと30キロも減量したんじゃ。ここまで極端な役作りができる俳優はそうそうおらんじゃろう。
8.バットマン・ビギンズ(2005)
『マシニスト』で脅威の減量を果たしたベールじゃったが、本作で屈強なヒーローを演じるため、今度はムキムキマッチョになったんじゃ。以降、『ダークナイト(2008)』『ダークナイト・ライジング(2012)』とシリーズは続いたが、「ライジング」をもって、ベールはバットマンシリーズを降板することになったんじゃ。次は誰がバットマンになるのか今から楽しみじゃ。
9.アイム・ノット・ゼア(2007)
6人もの俳優によってボブ・ディランを演じるという風変わりな作品じゃ。ベールの他に、ヒース・レジャーやケイト・ブランシェット、リチャード・ギアがボブ・ディランになった。
10.ターミネーター4(2009)
シリーズの主人公ジョン・コナーを演じたんじゃ。ところが作品以外のところで話題になったのが、ベールがスタッフに対して激怒したというものじゃ。関連リンク→(4分で39回!「ターミネーター4」クリスチャン・ベールのぶち切れFワード連発発言!REMIXも!)それぐらい演技に熱が入っているということじゃろう。
11.ザ・ファイター
これまで賞とは縁遠かったベールじゃが、本作で遂にアカデミー助演男優賞を受賞した。演じたのは、引退した薬物中毒の元プロボクサーじゃった。
どうじゃったろうか。体重の増減もそうだが、演じる役柄の幅が広いのもすごいのう。例えば『バットマン』シリーズのブルース・ウェインと、『ザ・ファイター』で演じた元プロボクサーを比べるとまるで別人のようなんじゃのう。今後も彼の驚くべき役作りに要注目じゃ。
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