過去記事で紹介したアカデミー脚本賞じゃが、先日紹介したのは2000年代のものだけじゃった。今回は90年代の脚本賞作品を紹介するぞい。どんな作品があったろうかの。
1990年 いまを生きる(トム・シュルマン)
『トゥルーマン・ショー』のピーター・ウィアー監督による1959年のニューイングランド地方が舞台のヒューマンドラマ。新任の英語教師である主役を演じるのは、名優ロビン・ウィリアムズ。共演は、『ガタカ』のイーサン・ホークなどじゃ。アカデミー脚本賞の他に、セザール外国映画賞などを受賞した力作じゃ。
1991年 ゴースト ニューヨークの幻(ブルース・ジェエル・ルービン)
パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア主演のラヴ・ファンタジー。監督は『フライング・ハイ』『トゥルーナイト』のジェリー・ザッカー。画像の陶芸シーンがやはり有名じゃろう。ちなみに日韓合作でリメイクされておるが……まあ、その話はいいじゃろう。
1992年 テルマ&ルイーズ(カーリー・クーリ)
『デッドマン・ウォーキング』のスーザン・サランドン、『偶然の旅行者』のジーナ・デイヴィス主演のアクションロードムービー。監督は『ブレードランナー』『ハンニバル』のリドリー・スコットじゃ。共演に『レザボア・ドッグス』のマイケル・マドセン、ブラッド・ピットなど。若かりし頃のブラピも必見じゃ。
1993年 クライング・ゲーム(ニール・ジョーダン)
脚本も務めたニール・ジョーダン監督によるサスペンスドラマ。本作で主役を演じたスティーヴン・レイは主演男優賞にノミネートされるなど、高い評価を得たんじゃ。
1994年 ピアノ・レッスン(ジェーン・カンピオン)
本作で名を上げたジェーン・カンピオン監督による恋愛ドラマ。主演は『赤ちゃん泥棒』のホリー・ハンターで、本作で主演女優賞に輝いた。共演は『バグジー』のハーヴェイ・カルテル。
1995年 パルプ・フィクション(クエンティン・タランティーノ&ロジャー・エイヴァリー)
『レザボア・ドッグス』から二作目となるタランティーノ作品。ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ブルース・ウィリスなど豪華で個性的なキャスティングも見所じゃ。また、脚本賞の他にカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得するなど国際的にも評価の高い作品なんじゃ。
1996年 ユージュアル・サスペクツ(クリストファー・マッカリー)
スティーヴン・ボールドウィン、ケヴィン・スペイシー出演のサスペンスアクション。込み入った構成だが、間違いなく面白い脚本の評価は高く、この作品のファンだという人も多いのう。アレがアレでアレなもんじゃから、とにかく最高なんじゃ……。
1997年 ファーゴ(ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン)
『赤ちゃん泥棒』『バートン・フィンク』のコーエン兄弟によるサスペンス。雪の降り積もった街の風景がとても印象的な作品じゃ。主演のフランシス・マクドーマンドは、本作で主演女優賞に輝いた。ちなみにフランシスはイーサン・コーエンの奥さんじゃ。
1998年 グッドウィル・ハンティング 旅立ち(ベン・アフレック&マット・デイモン)
ロビン・ウィリアムズ、マット・デイモン、ベン・アフレック出演の心温まるヒューマンドラマ。監督は『エレファント』『ミルク』のガス・ヴァン・サント。ロビン・ウィリアムズは助演男優賞を受賞しているんじゃ。ベン・アフレックは最近、自身が監督を務めた『アルゴ』の評価が高いからのう、すごい人じゃなあ。
1999年 恋におちたシェイクスピア(トム・ストッパード&マーク・ノーマン)
『アイアンマン』のグウィネス・パルトロー、『英国王のスピーチ』のジェフリー・ラッシュ、ジョセフ・ファインズらが出演した歴史ロマンス。また、本作で、グウィネス・パルトローは主演女優賞、ジュディ・デンチは助演女優を受賞しておる。作品賞や音楽賞を受賞するなど、超大作の名にふさわしいのう。
どうじゃったろうか。アクションからサスペンス、恋愛映画まで入っていたり、なかなかジャンルに富んでおる。 作品賞は時代背景などを考慮して選ばれる傾向が多いような気がするので、バリエーションの多い脚本賞は、どのような作品が選ばれるのかという点で個人的に楽しみにしている賞なんじゃ。
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